2013年、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン教授が「雇用の未来」という論文を発表しました。
それは「10～20年後にはAIにより47％の仕事が失われる」と言う内容で全世界に衝撃を与えました。

この論文は、702もの職種をデジタル化の障壁となりうる９つの仕事特性を基に評価して分析したもので、今後10～20年程度で総雇用者の約47％の仕事が自動化されるリスクが高いと結論づけていました。

特にレジ係やホテルの受付、不動産ブローカーや会計事務員などホワイトカラーの仕事を中心に、40あまりの業種が90％以上の確率でなくなるとされています。

そして現実はどうでしょう？
スーパーマーケットだけではなく、コンビニエンスストアにおいてもセルフレジが主流になり、ホテルでは自動チェックイン機が当たり前。
飲食店でもスマホやタブレットで注文し、人を介さない場面が多くなってきました。

このように既に様々な仕事がコンピューターに取って代わられているのです。

Googleの共同創業者で元最高経営責任者(CEO)であるラリー・ペイジは2014年の段階で上記のように話しています。
そして「これは必ずおこる」とまで断言しています。

マイクロソフト共同創業者で元最高経営責任者(CEO)のビル・ゲイツも2014年に同じように語っています。

この時から時間は経過し『20年後』はもうすぐそこです。 みなさんは「心の準備」はできていますか？

先のマイケル・A・オズボーン教授は「AI時代に必要なスキルとは？」との質問にこう答えています。
「機械と人間両方の長所を最大限引き出すシステムを設計することを総合的に考えることのできる能力が重要」であると。

AI（人口知能）はソフトウェアやシステムに組み込んで始めて使うことができます。
業務のオンライン化や、企業が推し進める「DX(Digital Transformation)」も同様です。

プログラマーはこのソフトウェアやシステムを作る仕事です。 色々な業種の仕事を効率化・オートメーション化を行います。
つまりプログラマーはAIを扱う側なのです。

今後、仕事のデジタル化はより一層加速するでしょう。
スマホやタブレットがあれば仕事ができます。
この流れは止められることはありません。 そしてこれはソフトウェアやシステムを構築するプログラマーがいなければ実現できません。

「デジタル化が加速する＝プログラマーの需要が拡大する」のです。

経済産業省のデータによると、2030年までに想定される日本のIT人材は、40～80万人規模で不足すると試算されています。
デジタル化によるプログラマー需要と反比例して人材が不足しているということになります。

このことはプログラマーの市場価値を押し上げることになっています。
市場価値が高いということは収入面も比例して高くなるということです。
そして、プログラマーとしてのスキルが高ければ高いほど、より一層の価値を生みだすことになります。

年収200万円時代と言われる昨今。
プログラマーの平均年収は約450万円と日本人の平均年収よりも高水準になっています。
また、これは人材不足と相まって右肩上がりの状態です。

これまで見てきた通り、プログラマーは消えるどころか需要は増え続けています。
また、それに見合った収入を得ることができます。

でも、どうやってなればいいかわからない。と言う人が大半でしょう。
実際にやっていけるのかも不安要素の１つだと思います。

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もしいい結果ではなかったとしても、プログラミングは学習することでできるようになります。
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近づいてきた「20年後」に向けて、いまから準備を始めましょう！